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東南アジア医療事情

東南アジア医療事情
海外でのビジネスを安定して遂行するために、駐在員の安全と健康を守れるかが重要なファクターとなります。

2018年海外邦人援護統計での調査によると、海外に住んでいる日本人で、傷病による死亡は全世界で3302人の内2822人、つまり85.55%の死亡がアジアでした。精神障害・自殺による死亡では全体のうち、アジア比率は64.2%でした。つまり、アジアで暮らすということは、他の地域よりも死亡するリスクが上昇すると言えるため、アジアへの赴任が決まった場合、健康、安全管理をしっかりと行う必要があります。

本コースでは、中高齢者、小児、女性(特に妊婦)と属性別に分けて渡航者への注意点を解説している他、病院の受診方法、医療費支払方法についても具体的に知ることができます。
例えば、日本と海外とでは、医療に対する価値観や金銭感覚が異なります。海外では、患者に支払能力がなければ、十分な治療が提供されないことも起こり得ます。もし国際水準の医療を受けたいのであれば、高額となることが多いため、あらかじめ支払方法を考え準備しておくことが必要です。
上記内容を含め、海外赴任者が健康管理する上で備えておくべき知識が紹介されているため、既に東南アジアに赴任している方、今後赴任を予定している方には是非ともご視聴頂きたいコースです。また、従業員を海外に送り出す立場である海外赴任者のいる企業の経営者の方、企業の人事担当者の方、海外事業部の責任者の方にも参考となる内容になっています。


【講師プロフィール】
中島 敏彦(なかじま としひこ)

総合診療医・産業医

秋田大学医学部卒業後、千葉大学泌尿器科、JCHO東京新宿メディカルセンター、静岡県立静岡がんセンターなど日本国内で10年間勤務。
2013年からはシンガポールで総合診療、熱帯医学、渡航医学など海外労働者の健康管理についてトレーニングを受けた後、医療とセキュリティサービスを提供する世界最大のアシスタンス企業のInternational SOSに所属し、中国やベトナムで海外駐在員の健康管理や診療に従事。2017年からはRaffles Medical Groupのベトナムクリニック(ハノイ・ホーチミン)で総合診療医/Business Development Consultantとして勤務中。現在は医師業務に加えて「国を問わず、どこに暮らしても、安心して働ける世界」をVisionとして掲げるSave Expatsの顧問として、日本の海外駐在員の健康問題に対する取り組みの支援や、ベトナムにある日系商社Clover plus co.,ltdのアドバイザーとして、日本のヘルスケアビジネスの国際展開を支援などの活動にも参画。


【コース構成】
EP1:海外駐在中にかかりやすい病気と死亡原因
・自己紹介
・かかりやすい病気
・死亡原因

EP2:渡航者の健康状態ごとの注意点
・中高齢者への注意点
・子供への注意点
・女性への注意点

EP3:現地での病院の選び方
・海外の医療機関の特徴
・病院の選び方

EP4:病院にかかるべき状態
・病院に行くタイミング
・病院にかかるべき状態のチェックポイント

EP5:上手な医者の見つけ方
・病院の探し方
・診療の受け方
・医療アシスタンスサービス

EP6:医療費の支払い方
・医療費の支払い
・各種保険の特徴
・海外医療費制度

EP7:渡航前の準備が大事!渡航前にやっておくべきこと
・渡航前の準備
・必要なモノの準備リスト
・特別に準備するもの

EP8:健康状態を維持することが大事!労働ビザの取得・維持と健康状態
・労働許可書が発行されない場合
・最後に

 

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