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国別ビジネス法務 ベトナム編

国別ビジネス法務 ベトナム編
国内外問わず、安定した事業運営を行うために、最低限の法務に関わる知識は必須です。
「法務は専門家に任せているので理解していなくても大丈夫」「弁護士に相談すればいい」そのように思っている方も多いかもしれません。しかし、法務の知識がないことで、意図しない不正に関与しているような落とし穴にはまるリスクもあります。国内はもとより、海外ではさらにそのリスクは高まります。一方で、法務の知識があれば、戦略的にビジネスを展開することができるという可能性も広がります。

本コースでは、各国の特性に合わせた法務のポイントを5つのフェーズに分けて解説します。具体的には、外資規制や、形態などの①会社設立フェーズ、ガバナンス、機関設計などの②会社の構造を整えるフェーズ、そして労働法を中心とした③会社のメンバーを揃えるフェーズ、さらに、知財や情報保護、契約関連などの④会社運営フェーズ、そして訴訟などに関わる⑤紛争解決のフェーズです。以上のフェーズに即して必要となる法務について押さえておきたいポイントをお伝えします。

法務は決して他人事ではありません。本コースをご視聴いただくことで、グローバルビジネスの運営に必要な現地の法務事情を理解し、法務の「勘所」を押さえることができるでしょう。現地駐在員、駐在予定者の方、また、国内で海外事業に従事する方にも参考となる内容です。


【講師プロフィール】
廣澤 太郎(ひろさわ たろう)

西村あさひ法律事務所
ベトナムプラクティスパートナー

2004年 東京大学法学部第一類卒業。2013年 デューク大学ロースクール卒業。 その後、一貫してベトナムのホーチミン事務所、ハノイ事務所に勤務し、日本企業によるベトナム企業へのM&Aや、ベトナムにおける合弁会社の設立や不動産開発案件、ベトナム現地における事業運営に関するアドバイスを幅広く取り扱う。

【コース内容】
EP.1 ベトナムの法務事情概要
・自己紹介
・なぜ法務は他人事ではいけないのか?
・ベトナム法務の概要

EP.2    会社を設立するフェーズに必要な法務「進出形態の比較」
・ベトナム進出の2形態
・駐在員事務所の設立方法
・現地法人の設立方法
・ベトナムにおける外資規制

EP.3    会社の構造を整えるフェーズに必要な法務「ガバナンス」
・ベトナムにおける3つの会社形態
・2名有限会社と株式会社の違い
・1名有限会社の機関設計

EP.4    会社のメンバーを揃えるフェーズに必要な法務「ベトナム労働法の基礎」
・労働契約書の内容と注意点
・契約機関と最低賃金
・残業時間と有給休暇の規定
・労働契約解除に関する規定
・労働許可証を取得する方法
・従業員のリテンション

EP.5    会社の運営に必要な法務「知財取引・商標・不動産法制」
・6つの事例から見る ライセンス規定
・模倣品対策に関する規定
・ベトナムの不動産法制

EP.6    会社の運営に必要な法務「競争法」
・ベトナム競争法の規定・注意点
・企業結合(Merger Filing)規制

EP.7    会社の運営に必要な法務「データ保護法」
・個人情報保護法の規定
・2種類の保護対象データ
・データを国外に移転できるか?

EP.8    会社の運営に必要な法務「贈収賄防止法」
・贈収賄防止法に関する規定
・贈賄判断の基準 "不正の目的" とは?
・6つの事例から見る "不正の目的" の判断基準

EP.9    事業運営に関する契約関連の法律
・損害賠償に関する規定
・適切な遅延損害金とは?
・ペナルティの額に関する規定

EP.10    ベトナムにおける紛争解決
・紛争を解決するための "準拠法" の考え方
・最も効果的な紛争解決方法は?

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