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グローバル技術経営

グローバル技術経営
Hondaフィロソフィーは単なる社是やスローガンではなく正しい判断、行動を決めるための生きた行動理念です。その違いはアウトプットの差で明確に表れています。どの日本の自動車メーカーも米国進出を考えていなかった1950年代、真っ先にHondaは米国進出をしました。その判断の根幹には「需要のあるところで造る」、「やるんだったら一番の舞台で」が基本にあったからこその決断でした。

北米に12年半駐在し、北米拠点のトップを経験した講師が、Hondaの根幹であるHondaフィロソフィーの解説を始め、世界に通用する技術開発をするために必要な考え方や姿勢を自身の経験談を交えながら解説しています。
例えば、海外拠点においては、異なる背景をもった技術者たちが協力して双方の力を最大限に発揮できるかどうかがその組織のアウトプットの質を決めます。そのため、働く人達の環境を醸成することが管理職の最も重要な役割といえます。そこで重要な能力が「コミュニケーション力」です。海外で働く場合、「語学力」はもちろん大切ですが、「コミュニケーション力」には「語学力」と共に「意思疎通する意志」を併せ持つ必要があります。

本コースでは、技術開発者に求められる能力・考え方や日本の開発技術を海外で更に進化させるために行うべき方策など、講師自身が米国での仕事において苦慮した点や工夫した点を交えながら解説しています。技術職の方は勿論のこと、今後海外駐在を予定している方、海外駐在で現地と本社の橋渡しに苦労している方にもお勧めできるコースとなっております。


【講師プロフィール】
牧野 誠(まきの まこと)

元 Honda Engineering North America Inc. 社長

Hondaの北米における生産技術担当拠点のトップに就任、自動車・二輪・汎用製品の生産設備・新機種ツーリング(プレス・鋳造金型、組立治具・装置 等)の企画・仕様・設計製作や生産技術開発の事業及び技術マネジメントを行う。北米に約12年の駐在経験あり。

【コース内容】
EP.1  ホンダフィロソフィーから学べ 
・自己紹介&今回の講義
・Hondaフィロソフィーとは?
・Hondaフィロソフィーの基本理念

EP.2    世界で競争力を生むホンダの技術
・米ビッグ3を打ち負かしたHonda
・技術開発の定義を再考せよ
・開発の基本理念”AOO”とは?


EP.3    世界で通用する技術者とは
・駐在技術者が抱く誤解
・現地の声を聞きリスペクトせよ

EP.4    管理者としてどう現地と向き合うか
・コミュニケーション力は語学力と伝える意志の掛け算
・社内と社外の英語は違う

EP.5    経営者としてどう現地と向き合うか
・技術者/経営者が抱える課題
・オープンな会話がフィロソフィーを浸透させる
・日本人が犯しがちな過ち

EP.6    クロスボーダーの技術開発を成功に導くには
・Honda考案「一体マウント装置」
・開発における意見の違いをどう乗り越えるか?

EP.7    現地と本社にどのように橋をかけるか
・駐在員の役割とは?
・日本と現地に相談相手を持つ
・現地での会話を円滑にするために

EP.8    まとめ&ラストメッセージ
・日本企業の強みと弱みとは?
・悪しき組織体制が無能なリーダーを生む
・現地の声を聞ける柔軟な組織を目指せ


 

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