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海外工場設計・立ち上げ講座

海外工場設計・立ち上げ講座
海外工場は、大きな収益をもたらす存在です。
海外工場を立ち上げる際に、国内工場をマスター工場、海外工場をその転写先、ととらえることは一般的にある話です。しかし、セオリー通りの「マスター工場とその技術を受け継ぐ現地工場」というのは、簡単には成立せず、苦労しているという企業も多いのではないでしょうか。

海外に工場を立ち上げると決定された際、その狙いは各社様々です。まずは設計時にその工場をその工場が持つアドバンテージや収益源はどこに依存するのかといった「位置づけ」を定義しておく必要があります。

本コースでは、海外工場の設計・立ち上げにおいて留意すべき点を①工場の位置づけ別にみる海外工場設計時のポリシーの考え方、②海外工場運営を任される日本人技術者に求められること、③現地技術者や作業者への効果的な教育方法、④海外工場継続のポイント、という切り口でお伝えします。

実際に海外で工場立ち上げや運営を行っている技術者はもちろん、国内で海外工場の運営に携わる方、海外展開を考えている経営層で、プロジェクトを任す人材選定を考えている方などにもお勧めできるコースです。


【講師プロフィール】
山内 慎吾(やまうち しんご)

元 富士フイルム株式会社 技術担当部長

1977年、富士写真フイルムに入社。 富士フイルムと富士ゼロックスで40年以上製造技術にかかわる業務に従事。 富士フイルムにおいては、駐在でオランダへ一つ、アメリカへ二つのプラント立ち上げを経験。 富士ゼロックスへ移籍後は、出張ベースで中国シンセン、ベトナム・ハイフォンといったアジア系の工場で生産拠点拡充などに携わる。

【コース内容】
EP.1  国内工場との関係にみる海外工場設計
・自己紹介
・海外工場の“位置づけ”を考える

EP.2  労働集約型工場における工場設計のPolicy
・その海外工場はどんな「性格」なのか?
・労働集約型には“カイゼンの余白”を作る
・現地社員の「教育計画」が鍵を握る

EP.3    装置産業型工場における工場設計のPolicy①
・自動化レベルは「海外工場」の方が高くなる?
・作業ルールは「自動化」で守るべし

EP.4  装置産業型工場における工場設計のPolicy②
・システム管理を徹底しリスクを避けよ
・どの状況でも国内工場は「マスター工場」なのか?

EP.5  工場の立ち上げを左右する設計時のPolicy
・海外工場設計では“4つのポイント”を考慮する
・海外工場の「ポリシー」を明確にすべし

EP.6    海外工場の立ち上げと技術者
・「語学力」よりも重要なものへフォーカスする
・教育段階では“ロジック”を重要視する

EP.7    技術者が海外工場立ち上げに関わるということ
・日本では起こり得ないリスクに備える
・人事考課は「記録」評価を大切にする
・海外赴任の機会を最大活用せよ

EP.8  現地技術者・作業者の教育
・現地社員教育では「キャリア」を語れ
・技術伝承で気を付けるべき“2つのポイント”
・「業務改善力とキャリアビジョン」が自立を創る

EP.9  工場の継続
・2代目日本技術者は「設計思想」を理解せよ
・“最新の技術情報”を常に把握する

EP.10  まとめ・ラストメッセージ
・“マスター工場”としての国内工場とは?
・海外工場が持つ「大きな可能性」


 

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