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ニューノーマルの国際経営管理

ニューノーマルの国際経営管理
国際経営管理とは、距離・言語・ルール・規則、ビジネス習慣の違いなど様々な壁があり、そもそも難しいものです。国際経営管理においてよくある課題としては「事実が見えない」、「現地が動かない」、「状況が理解ができない」ことがあげられます。

2020年春、世界中が新型コロナウイルスの脅威にさらされ、これまでの常識が通用しない、まさにニューノーマルに突入し、私たちのビジネス環境は一変しました。これまでの対面を中心とした仕事の進め方を適用できなくなるとともに工場の停止などの影響でサプライチェーンは混乱し、経済に大きな影響が出ました。
ニューノーマルに突入したタイミングで私達がまず考えるべきことは、それ以前に戻れないということを理解し、損失を最小限にする「止血」の動きと、このままであれば資金がいつ尽きてしまうのかを正しく認識する「Xday予測」です。そのうえで、まずは経営の立て直しを図ることが第一歩です。その後はじめて、ニューノーマル環境下でいかに購買の安全性を確保し、収益創出にむけた販売活動を維持していくか、事業形態の変更など代替経営設計及び設計切り替えの可能性をを探ることができます。

本コースでは国際経営管理のプロであるフィリップ氏がニューノーマル突入直後である「現在」、そして「将来」のそれぞれのフェーズで、どのような計画を立て実行に結び付けていくか具体手法を解説します。戦略の立案は勿論ですが、そもそも戦略の実行・経営管理が可能であるか、そのフィージビリティを正しく見極めることが重要なポイントになってきます。
本社の海外事業部など日々拠点の管理を行う社員の方々におすすめのコースです。


【講師プロフィール】
フィリップ・ブライズ
元 PwCアドバイザリーパートナー 
現 XBPMIアドバイザーズCEO

PwCでM&A 及びPMI事業の立ち上げ、先導者として実績を積む。その後XBPMIアドバイザーを設立。日本においてのクロスボーダーM&A、国際経営管理の領域で最も経験豊富な中心人物の一人。

【コース構成】
EP1:国際経営は根本的に難しい
・コロナ後海外事業はどうなる?
・国際ビジネスにおける難題とは

EP2:国際経営改善の基本
・海外事業が業績悪化のワケは?
・改善計画を策定せよ

EP3:コロナウイルスが企業に与えた影響とは?
・コロナが与えた財政的影響
・会社が負う新たな責任とは

EP4:損失を今すぐ止血せよ
・キャッシュフローを見直しせよ
・X-dayを予測せよ
・X-dayの計算方法

EP5:コロナ禍での本社と取締役の役割
・国ごとの法律を理解せよ
・国際経営再建 本社の役割とは
・国際経営再建 取締役の役割とは

EP6:経営を再構築する際の検討事項
・再構築計画で検討すべき事柄とは
・キャッシュフローとBSを参照せよ
 
EP7:経営・職場・運営のニューノーマル
・ニューノーマルのリスクヘッジとは
・グローバル戦略を変えるべきか
・業務プロセスはどう変わるのか

EP8:サプライチェーンを再検討せよ
・供給網の安全性を確保せよ
・売上を継続する方法とは

EP9:事業継続計画はリスク&影響分析から始まる
・リスクと事業への影響を分析せよ
・トリガーポイントとKPIを設定せよ

EP10まとめ&ラストメッセージ
・本講義のまとめ
・どうやって未来を予測するか

 

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