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海外工場の現場指導実践ガイド

海外工場の現場指導実践ガイド
海外に進出し、製造拠点立ち上げを任された場合、現地法のことや通関を含めた日本との物流、現地で採用する従業員のことだったり、沢山の漠然とした不安を抱えているのではないでしょうか。
あるいは既に現地オペレーションを開始している企業でも、念入りな準備をしているのにも関わらず現地事務所のパフォーマンスが思うように上がらないといった事態に陥るケースも多々あります。

本コースでは、講師自身の海外の製造現場での経験を交え、作業の本質とは何か、駐在社員として現地で何を注意すべきかを学習できます。前半はどのようなマインドを持った現地の人材と働くことになるのか、後半は現地の製造拠点・製造現場で起こりがちな事例を交え、現地でのルール作り・運営やマネジメント、実際に現場指導で使えるポイントなどを中心に解説しています。

これから海外に進出し、製造拠点あるいは事務所を立ち上げを任された方、または現地オペレーションを任される/既に任されており、現地事務所のパフォーマンスをあげる必要のある方、現地マネージメントを担う方にぜひご視聴いただきたいコースです。
また、製造業の方で海外事業に携わり、現地事務所と関わりのある方にもお勧めできるコースとなっています。

【講師プロフィール】
長島 紳一(ながしま しんいち)

元 SONY デジタルイメージング事業本部 担当部長

SONYにて生産技術のエキスパートとして、主に自動組立システム設計を始めとする生産技術を軸に30年以上運営や品質の課題改善を行う。ソニー退職後は、製造現場コンサルティングとして独立。中国・タイなど世界各国の量産工場の豊富な指導経験あり。現在は慶応義塾大学大学院、産業化技術開発研究員として活動中。

【コース構成】
EP1:なぜあなたは海外に赴くのか
・自己紹介
・「海外マネジメントとは何か」を知る
・「現地を理解する」より「現地に伝えよ」

EP2:現地作業者の気質を知る
・アジア圏は「未来のキャリア」に夢を見ない
・“現地社員の行動5ヵ条”とは

EP3:現地スタッフの気質を知る
・採用は「専門知識と語学力」を優先すべし
・現場からの「報・連・相」は期待できない

EP4:まずは作業の「S」
・往来の“5S”は意味を持たない
・最も重要な作業の“S”とは?

EP5:やらなくてはならないことをルール化する
・日本人には「やってはいけないこと」を伝えよ
・アジア人には「やらなくてはいけないこと」を伝えよ

EP6:そのルールは守ることができるのか
・「隙間ないルール化」を覚悟せよ
・“無理なく守れる”ルール作りを徹底する

EP7:カレーライスのレシピにみる「作業の本質」
・ルール作りでは“あなたの常識”を疑え
・作業ルールは“2階建て”の構造

EP8:作業内容と作業時間
・あなたのルールは“時間”を念頭に置いているか?
・「作業内容」と「作業時間」を一致させる

EP9:ひし形の仕事
・“守れないルール”が引き起こした大事件
・「技術・制度・体制づくり」に徹底せよ

EP10:ネットワーク化された仕事の意識
・業務の“輪郭”を正しく縁取れ
・「日本=和」「海外=個」の意識を持つ

EP11:仕事の品質とは期待通りの結果を与えること
・“均質化”されていないと どうなる
・“変えること”より“守ること”を意識せよ

EP12:まとめ・ラストメッセージ
・グローバルビジネス感覚を磨き続けろ
・駐在員は「実績」ではなく「仕事の進め方」で選定する

 

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